小児期の股関節痛を引き起こす代表的な疾患の一つです。
特に6,7歳の男児に多く、秋から冬にかけて多い傾向があります。
原因は未だ確定的ではありませんが、外傷、感染やアレルギーなどが関与していると考えられています。
またこの時期はいろいろな股関節の病気(ペルテス病、すべり症、化膿性関節炎など)になりやすい時期でもありそれらの疾患と区別が必要です。
症状
症状は主に股関節痛で大腿部や膝関節部にも疼痛が出るときもあります。
また症状が強いときには跛行(びっこ)や歩行困難になります。
前駆症状として上気道感染やアレルギー性鼻炎もときに見られ、微熱が出るときもありますが全身状態では異常を認めません。
治療
治療は保存療法で十分です。1~2週間くらいで安静にしていれば疼痛も消えるでしょう。
しかし、他の疾患と区別しないといけないのでレントゲンや血液検査などをするために整形外科や病院を紹介させていただきます。3,4週間以上かかるなら他の疾患を疑う必要があります。
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