指の関節にはDIP関節(第1関節)とPIP関節(第2関節)があります。それぞれに退行性変化が生じ関節が狭小化して痛みが出てしまう疾患です。
退行性変化とは加齢に伴い変性するというものです。膝に例えるなら変形性膝関節症の指バージョンだと思えば想像しやすいと思います。もっと分かりやすく言うならいわゆる軟骨のすり減りというものです。
DIP関節にできたものをへバーデン結節、PIP関節にできたものをブシャール結節と呼びます。閉経後の女性に多く、ホルモンバランス異常、職業的因子等が原因として考えられています。
症状
症状として関節の変形や運動痛、関節可動域の低下がみられます。へバーデン結節に関しては発赤、腫脹などの急性的な症状が起こることもあります。
施術
施術はほとんど手術は行わずに保存療法を施します。痛みの部分に鍼通電や電気などを施します。
可能性としてはかなり低いですが過度な変形や不安定症が気になるようなら手術をお勧めすることもあります。特にブシャール結節ではPIP関節の過度な変形があれば、日常生活がかなり不便になるため手術したほうがいいときもあります。本当に稀ですが。
DIP関節の変形がややあっても日常生活に支障はなく疼痛が消失すれば気にならなくなります。
ですのでほとんどの場合が手術なしの保存療法となります。
※これらのブログは素人にも分かるようにできるだ専門用語を少なくして説明したものです。少し自身の症状に当てはまるからといって独断せずに国家資格者に相談して下さい。
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