世にも奇妙なしびれ
- さのはりきゅう整骨院
- 2020年4月2日
- 読了時間: 3分
更新日:3月20日
最近来られた稀な患者さんで「奇妙なしびれだな」というのがありました。こういうこともたまにはあるんだな程度にお読みください。
ぎっくり腰+片方の足のしびれなんですが、だいたい腰からくる場合が多いのでその徒手検査したら異常なし(陰性)。腱反射左右差なし。筋力左右差なしなんですね。(通常ならここですぐわかります)
典型例から結構ずれてたりする
歩いて2時間半たつと痺れて、座ると30分で楽になる。これは脊柱管狭窄症にしては少し長すぎるし徒手検査でも異常がないです。では慢性閉そく性動脈硬化症かもしれないですけど、両足とも暖かいししっかり脈を打っています。では糖尿病ではないかと予想。それにしてはふとももからのしびれは辻褄が合わないのはおかしいです。
重要なのは頻尿あり、ですけど悪い反射はないです。(病的反射陰性)。泌尿器系の先生には原因がわからないといわれたらしいです。糖尿病ならわかるはずですけど整形外科には行ってないとのこと。本人は頻尿も心配しています。
必要ないと思いながらも一応の検査はします
お尻の検査は異常なし。ふとももからのしびれなので、神経の原則的にまず可能性は少ないとは思いますが一応、大腿二頭筋と腓骨頭付近と膝の裏とふとももの内側と内くるぶしと外くるぶしの後ろを調べた結果はやはり異常なしです。
まあなんとも絶妙な症状です。片方の足のしびれですし年を考えたら腰の骨がトゲになってそれが神経に当たってるってのが本来なら妥当ですので、鍼が有効に感じます。ぎっくり腰と同時にしびれにもアプローチできる可能性が高いです。
他の症状は施術かのうだが、膀胱直腸障害もどきが心配なら精密検査
ですが本人は原因不明の頻尿も心配しています。でも脊髄からの膀胱直腸障害なら悪い反射がすべて異常なしはおかしいですし、そもそも片方のしびれですし脊髄の手術適応になるような悪いものではまずないはずです。一応レントゲンやMRIで検査してみれば何かわかるかもしれません。
レントゲンやMRI検査は副的決定要素です。主な決定要素は上記の徒手検査や触診などです。MRIやレントゲンなどはサブ的な決定要素とされています。例えばMRIでヘルニア3つある講師の方が大学時代にいましたが、その先生は症状は特にないと自らの身体をもって講義してくれました。
ですが患者さんがかなり頻尿を心配しているので、こういうときは精密検査をして「異常なし」と言われた方が、安心するだろうと感じました。MRI検査をするために今回ばかりは整形外科をお勧めしました。
まとめ
今回のはかなり稀なケースでした。全部異常なし(陰性)なのに頻尿の症状だけがあり、それだけが本人さんが心配でネックだったようです。
でも整形外科に行っても、もしも「坐骨神経痛ですね」というようないわるゆ常套句を言われたら元も子もないかもしれません。なぜなら坐骨神経痛は足のしびれのことなんです。つまりこういうことです。
例えば、「先生、熱があるのですが風邪でしょうか?」
「はい、これは熱ですね」といってるようなものなんですね。
そんな風にならなければいいんですが。
注:坐骨神経痛は症状であって疾患名ではないのは事実なのですが、便宜上 疾患名として使われていることもまた事実です。
もし他の疾患にも興味があればこれらのブログも参考にしてください。
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