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変形性手関節症(SLAC,SNAC WRIST)

  • 執筆者の写真: さのはりきゅう整骨院
    さのはりきゅう整骨院
  • 2021年4月21日
  • 読了時間: 3分

更新日:3月20日

先日、手首が痛いという患者さんが来られ調べてみたら、珍しい変形性手関節症(SLAC,SNAC WRIST)というものでした。


数年前に転んで手をついたらしいのですが、その時は数日後いったん痛みがなくなり放っておいたのものが、それから数年たって痛みがぶり返したというものでした。

おそらく転んだ時に舟状月状骨間解離が起こっていたんではないかと思われます。スカフォイドシフトテストというそう何度も陽性にならないような珍しいテストがなんと陽性でした。

(※手をついたからといって必ずそうなるわけではありません。手首が痛いからといって必ずそうだというわけでもありません。まれにこのようなこともあるというものです。)

その患者さんはとても仕事が多忙なため1か月以上のギプス固定は仕事にならなくなるからどうせできなかったとのことで、手術もやはり仕事にならないからできなさそうだということでした。

ばりばり働くのはそれそのものも大変なんですが、こういうときも選択が限られるので本当に大変ですね。


簡単に言えば膝の軟骨のすり減りの手バージョンのこと

変形性手関節症というのは、まず手首には8つの小さな骨が2列に並んでいるのですが、その中で親指側の骨が原因できっちり2列に配列した骨が崩れて関節症になってしまったものを言います。

SLAC WRISTというのは転んで手をついたなどで舟状骨と月状骨の間が解離して後に変形性手関節症になってしまったものをいいます。

SNAC WRISTというのは転んで手をつくなどして舟状骨が折れてしまいその骨は血流が少ないため固定だけでは骨がくっつかずグラついたままで結果として手首の骨の配列が乱れ後に変形性手関節症になってしまったものをいいます。

最初は舟状骨と橈骨茎状突起(手首につく前腕の骨)のみの関節症、次第に舟状骨と橈骨全体に広がっていき、のちには二列に並んだ手首の骨の間まで広がっていきます。


本当に稀だけどなってしまったら

もし不幸にも解離が起こって数年後そこまで関節症が広がってしまうと少し物を持ったりするだけでもとても痛くなってしまいます。だから握力も低下しますし腫れもひどくなってしまいます。

手首はふだんからよく使うところなので仕事をする上でずっとそうだとたまったものではないので、もしそこまでなったら手術をしたほうがいいでしょう。

転んで手をついてただの手の捻挫のことももちろんありますし、というかそれがほとんどなのですが、たまにこういう珍しいものもあるので注意が必要ですね。

でもその人の場合、多忙すぎてどうせギプス固定も手術もできなかったということなので、その前の転んで手をつくという段階から注意が必要だったのかもしれませんね。

でも仕事が多忙なら足元も不注意になるときもそりゃあありますよね。本当にばりばり働くのは選択枝が限られるので大変ですね。


もし他の疾患にも興味があればこれらのブログも参考にしてください。

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