割と多い肋骨骨折
肋骨とは胸郭を構成する骨の一部であるあばら骨のことです。すべての骨折の約20%と高い頻度で発生します。
発生の仕方は主に直達外力と介達外力の二つがあります。
打撲など強い力が一点に集中した場合が一つと樽のような形状をした胸郭が押しつぶされて外側に肋骨が折れる場合が一つです。
他にも、骨粗鬆症で弱い骨になってしまった状態でくしゃみ等をして胸郭が激しく動いた時に折れてしまう場合やゴルフなどで胸郭を何度もひねる運動で疲労骨折を起こす場合もあります。
(肋骨と聞くとみなさん身体の正面を思い浮かべると思いますが、肋骨は後ろにも連なっているため後ろが痛い時もあります)
症状
症状は深呼吸、セキをした時、笑った時に局所的な痛みが発生すること。安静にしていれば痛みは出ません。肋骨はたまにレントゲンを撮っても骨折が確認できないことがあります、ですがこれらの症状があれば骨折を疑います。
治療
治療はハリ治療や電気を組み合わせて行います。ほかにもバンドなどで骨折したところを締めることで呼吸時の胸郭の動きを制限します。(息を全部吐き出してからバンドを締めます)そうすると少しずつ痛みが引いていきます。もちろん、スポーツなどは中止してください。
極たまに胸膜、肺などの損傷や二本以上の肋骨が折れてしまうことがあり、まれに息苦しかったり、呼吸が困難になってしまうこともあるため注意が必要です。
ですが、ほとんどが単純な骨折でその場合は経過が良いのでご安心下さい。
これらの症状でお困りなら、こちらをご参考ください。
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