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肩鎖関節上方脱臼

  • 執筆者の写真: さのはりきゅう整骨院
    さのはりきゅう整骨院
  • 2024年11月30日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月19日

肩鎖関節上方脱臼

肩鎖関節とは肩甲骨と鎖骨が作る関節です。肩に直接外力が加わって発生することが多く、例えば転倒して肩を地面にぶつけたというものが多いです。


病態

肩鎖関節上方脱臼の病態の度合いはⅠ~Ⅲ度まであり、Ⅰ度は肩鎖関節部が捻挫したもの、Ⅱ度は肩鎖関節の靭帯が完全に断裂したもの、Ⅲ度はⅡ度に加えて鎖骨を支える他の靭帯も断裂した状態を言います。脱臼と呼べるものは亜脱臼のⅡ度と完全脱臼のⅢ度です。見ただけで脱臼だと分かりますが、似た疾患もあるため確定診断するにはレントゲン撮影が必要です。


症状

症状は肩鎖関節部の疼痛、階段状の変形(押すとひっこみますがすぐ元に戻ります)、また肩が痛くて動かせないというものが一般的です。


施術

施術は鎖骨の特殊な転位がなければ保存療法でほとんど治ります。すぐに施術すればの話ですが。

脱臼を整復しその位置を保つためテーピングや装具を5週間くらい行います。

レントゲンの病態検査と固定後の検査やギプス固定の視野も考えれば、整形外科をお勧めすることもあります。

変形は残ることが多いですが日常に支障が出ることは全くないわけではありませんが、ほとんどないとされています。

よって三角巾だけでも変形は大きく残りますが症状は緩和します。

しかし、野球などのオーバーヘッドスポーツをする場合、保存療法では筋力が低下することがあります。

よってピッチャーやバレーのアタックや水泳などのオーバーヘッドスポーツを継続して楽しみたい方には手術をお勧めすることもあります。


※これらのブログは素人にも分かるようにできるだけ専門用語を少なくして説明したものです。少し自身の症状に当てはまるからといって独断せずに国家資格者に相談して下さい。


運動器系の疾患は本当にたくさんあります。


もし他の疾患にも興味があればこれらのブログも参考にしてください。


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