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腓骨筋腱滑車症候群

  • 執筆者の写真: さのはりきゅう整骨院
    さのはりきゅう整骨院
  • 2024年4月1日
  • 読了時間: 1分

更新日:3月19日

腓骨筋腱滑車症候群とは


腓骨筋腱滑車は足の外果(外くるぶし)の前下方にあります。そして外果の後方には長、短腓骨筋がありますが、その内の長腓骨筋は複雑な走行をしています。まず外果後方から腓骨筋腱滑車を通り、次に足底を回って骨につきます。腓骨筋腱滑車の部位では急に長腓骨筋の方向が変わるため摩擦が起きやすく、それが原因でまれに炎症が起きることもあります。それを腓骨筋腱滑車症候群といいます。


原因

原因は窮屈な靴による圧迫、摩擦による腱鞘炎などが挙げられます。ハイヒールなどを履く機会が多い女性に好発します。


症状

症状は腓骨筋腱滑車部の圧痛、腫脹があり、やや隆起しています。時に外側背側の神経を圧迫してしまい、疼痛やしびれなどの神経症状がみられることもたまにあります。


施術

施術は保存療法で十分です。鍼通電や電気やけいさつ法をしますが、腱鞘炎が原因の方は施術プラス安静を心掛けてください。圧迫が原因なら患部にパッドを当てることで負荷がかからないようにします。しかし、窮屈な靴を履いたままだと効果がないので柔らかい靴を履くようにしましょう。



もし他の疾患にも興味があればこれらのブログも参考にしてください。


また当院の主なメニューはこちらです。


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